アルツハイマー型認知症の原因と考えられているアミロイドβの脳内沈着を診ることができるアミロイドPET検査を開始しました 日本医科大学健診医療センター

アミロイドPET検査(アルツハイマー型認知症リスク検査)

アミロイドPET検査薬を使用し、アルツハイマー型認知症の原因と考えられているアミロイドβの脳内沈着を診ることができる検査です

認知症の6割以上はアルツハイマー型認知症が原因

認知症は高齢者の健康を脅かす重要な問題であり、その中でも最も一般的な病態がアルツハイマー型認知症です。我が国の認知症患者は2025年には約700万人(65歳以上の約5人に1人)に達するといわれており、アルツハイマー型認知症は認知症の原因の6割を超えるといわれております。

異常なタンパク「アミロイドβ」がアルツハイマー型認知症の原因

アルツハイマー型認知症では脳内にアミロイドβやタウタンパク質が沈着することで、神経細胞の障害をきたし認知機能が低下すると考えられています。
認知機能の症状が出る前や、脳の萎縮が生じる前に診断するための画像検査として、脳組織の血流の低下を捉える脳血流SPECTや糖代謝活性をみるFDG-PETがあります。

アミロイドPETがアミロイドβの脳内沈着を画像として捉える

アルツハイマー型認知症では、発症する前から脳内にアミロイドβが沈着していると考えられ、アミロイドPETではこのアミロイドβの沈着を確認することが可能となります。アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβを取り除く治療薬がアメリカで承認され、国内でも今後登場してくる見込みです。早期に発見することで、ご自身だけでなくご家族にとっても大きなメリットになると考えられます。

陽性例では、脳の皮質は黄色〜赤色で描出されており、検査薬剤が集積していることがわかります。これはアミロイドβの脳内沈着を示す所見です。

認知症専門医の診断が必須

注意点として、アルツハイマー型認知症の確定につながるものではありません。もしアミロイドβの沈着があると判定された場合は、認知症を専門とする医師の診察が必要となります。その場合は日本医科大学付属病院の専門医に紹介し、対応できる体制が整っております。

PET検査とは?従来のEコースとの違いは?

PETとはPositron Emission Tomographyの略です。微量な放射線を出す薬剤を体内に投与して、細胞の機能・代謝をみる検査です。使用する薬剤により診断の対象となる疾患・臓器が異なり、がんの検査としてのFDG-PETが広く普及していますが、アミロイドPETをはじめとして他の薬剤も登場してきています。
認知症の検査としては、アミロイドPETのほかにFDGを使用し糖代謝をみるPETがあり、当施設ではEコースとしてご提供しております。

アミロイドPETのメリット

  • アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβの脳内沈着をみる検査です。
  • アルツハイマー型認知症の患者さんでは機能の低下に先んじてアミロイドβの脳内沈着が生じると考えられています。

FDG-PETの脳PET(Eコース)のメリット

  • 脳の糖代謝の分布や程度をみる検査です。アルツハイマー型認知症を含めた認知症・脳変性疾患の診断や重症度の評価に有用とされています。MRIと比較すると、MRIで捉えられる脳の萎縮などの形態の変化よりも早期に糖代謝の変化をみることができます。
  • 全身のがんの検索を同時に検査できます。

検査コース

オンライン予約はこちらから

予約は電話またはオンラインでお申し込みいただけます。オンラインサイト上で予約枠が埋まっていても、お電話いただけたら対応可能な場合がございます。

コース 費用
アミロイドPET検査(アルツハイマー型認知症リスク検査)コース 330,000円(税込)
アミロイドPET検査をお受けになる方へ(PDF)